著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム - thinkcopyright.org


メールマガジン

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 著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム
 think C メールマガジン vol. 20
 http://thinkcopyright.org/

【一周年パーティ迫る、の20号】 2008.1.29

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■「think C 一周年パーティ 兼 活動報告」31日(木)18:30スタート



お陰さまでエントリーは100名を突破しました。しかし、まだ入れます!
参加資格はありませんので、お知り合いを誘って、どなたでもご自由に参
加ください。(以下既報)

昨年の第1回シンポジウムから1年、公開トークの出演者はのべ40名を超
え、文化審議会に小委員会が設置され、各メディアは力のこもった特集記
事・番組を組み・・・、思えば事務局も、参加者の皆さんもよくがんばり
ました。
といってもどこからもギャラは出ませんので、お互いをねぎらうべく真冬
のパーティです。
もちろん活動報告もします。関係者スピーチも多数予定。審議会でも対立
が続く中、延長問題の現在を鳥瞰でき意見交換できる機会になればと思い
ます。
会場は渋谷・ディープ円山町の地に初見参、乞ご参加!

2008年1月31日(木) 18:30-21:00
渋谷 カーサアスティオン[ Casa Asteion ]
http://www.rj-works.com/asteion/other/access.html
JR渋谷駅 徒歩8分 / 井の頭線神泉駅 徒歩1分
会費:一般 4000円 学生・院生 3000円
フリードリンク・フリーフード
申込みはこちらから→
http://thinkcopyright.org/1st-anniversary.html

報告・スピーチ予定者(敬称略)

総合司会:
  生貝直人(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン事務局員)
  滝口幸子(think C 事務局)

活動報告:
  活動報告:
   福井健策(think C 世話人、弁護士・ニューヨーク州弁護士)
  文化審議会 保護利用小委員会委員:
   津田大介(think C 世話人、IT・音楽ジャーナリスト)
   久保田裕(社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会専務理
   事)
   常世田良(社団法人図書館協会)
   平田オリザ(劇作家・演出家)
   金正勲(慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機
   構准教授)

スピーチ:
  富田倫生(電子図書館「青空文庫」呼びかけ人)[青空文庫寄贈計画
  ほか]
  田中辰雄(慶應義塾大学経済学部准教授) +
  林紘一郎(情報セキュリティ大学院大学副学長)
  [延長の経済効果研究と今後のプロジェクト]
  寮美千子(童話作家、小説家)[日本文藝家協会での議論]
  小寺信良(文筆家、AV機器ジャーナリスト)+
  ?[MIAU設立と展望]
  南亮一(国立国会図書館)[EUでの保護期間の最新動向]
  渡辺裕(東京大学大学院人文社会系研究科教授)[6月の京都シンポジ
  ウムほか]
  金井重彦(弁護士、日弁連著作権小委員会委員長)[日弁連での議論]
  中村伊知哉(慶應義塾大学教授)

*以上、南氏を除き think C 発起人

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■think C のバナーをアップしました

フォーラムHPに、椿昇氏(発起人)デザインのロゴを用いた「think C」
バナーを掲載しました。ブログなどでリンクする際など、ご自由にお使い
ください。 というか、ぜひ使ってください。


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■文化審・小委員会、開催予定立たず

前回文化審議会・著作権分科会では、「中間まとめ」の報告が見送られた
保護利用小委員会ですが、次回開催日は未公表のままです。

今後の開催案内はこちら:
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/index.htm#kaisai

過去の議事録などはこちらの17番:
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/index.htm#gijiroku

12月26日に開催された、小委員会の更に下の「アーカイブワーキングチー
ム」の議事要旨はこちら:
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/022/08010808.htm

(関連情報)

保護期間とは別に、いわゆる「非親告罪化」や「違法サイト等からの私的
録音録画」などを審議する、「法制問題小委員会」と「私的録音録画小委
員会」の中間まとめ・中間整理について、その内容とパブリックコメント
の概要はこちら:
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/index.html

※これらの問題を中心に、著作権分科会の報告書を話し合う次回著作権分科
会は、1月30日(水)10時〜12時に開催されます。(何がどの会かこんが
らがった方、上下関係は、文化審議会→著作権分科会→各種小委員会<保護
利用小 委員会・法制問題小委員会・私的録音録画小委員会など>→各ワー
キングチームです。)

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■延長問題をめぐるその他の記事・イベント

「著作権攻防・新ルールを探して(上)/「検索」に法整備の壁/10年の
遅れ、新芽育たず」
「同(中)・「侵害者」取り込む/対決だけでは守れない」
「同(下)・保護延長 是か非か/損得の実証議論始まる」
日本経済新聞11月27日・28日・29日朝刊 (千葉淳一ほか取材班)
※既報ですが一部追加

「コピーライト2008/「著作権」のゆくえ/誰のため 何のため/社会全
体に問う/弁護士 福井健策さんに聞く」
中日新聞1月3日朝刊

「社説:公共の利益にも配慮を=著作権保護」 南日本新聞1月11日朝刊

「コピーは文化を創造する/「<海賊版>の思想」を出版/国際日本文化
研究センター 山田奨治准教授/18世紀 英の法廷闘争を検証」
京都新聞1月21日朝刊  ほか

「(ひと)中山信弘さん 人口透析を続けながら最終講義の日を迎えた東
大教授」
朝日新聞1月23日朝刊

「著作権 現実から遊離した保護強化の動きが目立つ」(太下義之)
週刊エコノミスト(臨時増刊2/11号) 「図説日本経済2008」

IT Pro「知財法の権威、東大の中山信弘教授が最終講義」(金子寛人)
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080122/291767/

IT Pro「著作権論争をめぐるモヤモヤの原因を考えた」(神近博三)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20080121/291588/

庵美粧「韓国:著作権法改正案を閣議決定、保護期間を50年から70年に延
長」
http://www.lait.jp/index.php?itemid=379

Slashdot「1/31 著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム 一周年
パーティ」
http://slashdot.jp/articles/08/01/16/056241.shtml

アルス・ポエティカ「著作権、そしてアマとプロ」
http://jca03205.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_dc59.html

※当フォーラムでは、著作権保護延長問題に関する情報(イベント、情報、
書籍、記事、オンライン上での言及など)を随時募集しています。これは
というものがございましたら、下記事務局までお知らせ下さい。

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■延長問題とは?

日本では著作権の期間は「著作者の生前プラス死後50年間」が原則です。

期間中は権利者の許可がなければ作品は利用できず、期間が終われば誰でも
ほぼ自由に使えます。特にとりきめがない場合、著作者の死後50年間は、
相続人全員の許可がなければ作品は使えません。

アメリカや国内の権利者団体17団体は、日本が期間をさらに20年延長するこ
とを求め、政府は2007年度中に結論を出すとしています。現在、この問題は
文化庁・文化審議会内の「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会」
で討議されています。

「著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム」では延長問題について、
多様な意見や実証的なデータにもとづく慎重な議論を呼びかけています。

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アドレスの変更を希望される方は、お手数ですが下記より:
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著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム
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E-mail: info@thinkcopyright.org

〒107-0062 東京都港区南青山5-18-5 1F
骨董通り法律事務所 For the Arts 内
TEL:03-5766-8980 FAX:03-5466-1107 (担当篠原)

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