著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム - thinkcopyright.org


メールマガジン

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 著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム
 think C メールマガジン vol. 33
 http://thinkcopyright.org/

【TPP実質交渉迫る!遂に延長問題最大のヤマ場でニコ生シンポだと!
のメルマガ33号】

2013.6.17

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thinkC立ち上げから7度目の夏が迫ります。月日の経つのは早いものですね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、昨年末、特定非営利活動法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)、MIAU(一般社団法人インターネットユーザー協会)、そしてthinkCの3団体によって設立された「TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム」(thinkTPPIP)のキックオフシンポでは、たくさんの来場・3万人を超える視聴、ありがとうございました。

「TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム」
http://thinktppip.jp/

ネットの羅針盤『TPPの交渉透明化と、日本の知財・情報政策へのインパクトを問う!』
http://live.nicovideo.jp/watch/lv117939659

ITmedia『TPP問題は農業・医療だけじゃない 知財・著作権関連の論点は』
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1212/13/news047.html

INTERNET Watch『「議論の土俵が奪われる」TPPが著作権に与えるインパクトとは』
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20121214_578687.html

参考:TPP米国知財要求の抄訳
http://www.kottolaw.com/column/000438.html

フォーラムはあくまで、TPP自体については中立です。ただ、その後の報道でも知財強化を求める米国と他国との対立が解けないとされ、著作権をはじめ知財問題はもはやTPP最大の焦点のひとつといっても過言ではないでしょう。

わけても米国が(恐らく)もっとも重視するメニューの代表格が「著作権保護期間の死後70年への延長」であり、日本の期間延長論議は、疑いなく2006年以来最大のヤマ場を迎えました。という訳で、交渉が本格化する夏を、そして参院選を目前に、緊急公開シンポです。

今回はまさに「保護期間延長問題」を中心に、世界の知財をめぐる市民活動の潮流、二次創作やデジタルアーカイブ、その他多様な活動へのTPP知財条項のインパクトを徹底討論します。パネリストに、「青空文庫」呼びかけ人の富田倫生さん、再び表現と著作権を熱く語る漫画家の赤松健さん、「著作権界のジャンヌダルク」野口祐子弁護士、海外情勢にも詳しいMIAU八田真行さん、文化政策のエクスパート太下義之さん、世話人の福井健策と、司会はやはり世話人の津田大介がつとめます。シンポの模様は「MIAU Presents ネットの羅針盤」として、ニコニコ生放送で公式番組中継されます。
http://live.nicovideo.jp/

果たして、日本の著作権・知財が進むべき道はどれなのか?
風雲急の29日・講談社本社に、是非ご来場ください!

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TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム(thinkTPPIP)
緊急公開シンポジウム
『日本はTPPをどう交渉すべきか 〜「死後70年」「非親告罪化」は文化を豊かに、経済を強靭にするのか?』

遂に政府が交渉参加を表明したTPP(環太平洋経済協定)。7月に実際の交渉入り後、日本に残された協議期間は極めて短いと予測される。更には対EU、対中韓のFTAやRCEP(東アジア包括経済連携)など、多国間貿易協定交渉の時代を迎える日本。

TPP等の貿易協定では、「非関税障壁の撤廃」により日本の知財・情報政策も様々な影響を受けると言われる(http://www.kottolaw.com/column/000438.html)。TPP交渉でも権利強化を求める米国と他の交渉国との対立が伝えられ、「知財では米国孤立」(日経3月5日)との情報もある。しかし、政府の交渉方針はいっこうに見えてこない。

いったい日本は何をゴールに、どう交渉すれば良いのか?

著作権保護期間の延長問題では、「死後50年対死後70年」で参加国が2分される。コンテンツが最大の輸出産業である米国は、EUと共に他国に延長を求めて来た。他方、知財立国・クールジャパンを目指しつつ、現状では著作権使用料だけで年間5800億円もの巨額の貿易赤字を生み出し続ける日本。更には、「非親告罪化」「法定賠償金」など二次創作の現場への影響も懸念される論点もある。

そうした中、当の米国では3月、著作権局長が古い作品のアーカイブ・流通促進などを理由に、(恐らく議会史上初めて)保護期間の一部短縮を提案した(http://www.kottolaw.com/column/000527.html)。先月から議会では「著作権法の包括的な見直し論議」も開始される等、これまで知財強化一辺倒だった欧米にも変化の兆しはある。

はたして、日本の文化に、コンテンツ活性化に、ベストの著作権とは?
我々はTPPをどう交渉すべきか?
交渉が本格化する夏を前に送る緊急シンポ!

登壇者(順不同、敬称略):
赤松健(漫画家、Jコミ代表取締役)
太下義之(三菱UFJリサーチ&コンサルティング主席研究員/芸術・文化政策センター長)
津田大介(メディアアクティビスト、司会)
富田倫生(青空文庫呼びかけ人)
野口祐子(弁護士、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン常務理事)
八田真行(駿河台大学経済学部講師、MIAU幹事会員)
福井健策(弁護士、日本大学芸術学部客員教授)
ほか

日時:2013年6月29日(土) 19時〜21時
会場:講談社セミナールーム
〒112-8001 東京都文京区音羽 2-12-21
http://www.kodansha.co.jp/about/access.html
※入館方法などは参加者の方に追ってEmailでご連絡いたします。

申込:入場無料。事前予約制。
※なお、シンポジウム当日の様子は、ニコニコ生放送「ネットの羅針盤」にて公式番組中継されます。
→お申込みは下記のウェブサイトでお願いいたします。
http://thinktppip.jp/?p=128

主催:TPPIP(TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム)
[クリエイティブ・コモンズ・ジャパンhttp://creativecommons.jp/
thinkC(著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム)http://thinkcopyright.org/
MIAU(一般社団法人インターネットユーザー協会)http://miau.jp/]

過去放送:
http://live.nicovideo.jp/watch/lv69458793
http://live.nicovideo.jp/watch/lv69974885
http://live.nicovideo.jp/watch/lv117939659
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なお、「もう昔の延長問題なんて忘れちゃったよ」という方は、こちら:
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