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著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム
think C メールマガジン vol. 13
http://thinkcopyright.org/
【真夏の夜のトーク迫る&文化審・直接討論へ、の13号】 2007.8.22
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残暑お見舞い申し上げます。
■文化審・小委員会、次回9月3日(月)は延長問題を集中審議!
文化審議会「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会」の第7回会合は、
「保護期間の延長」と「戦時加算」を議題に、9月3日(月)14:00〜16:00、
フロラシオン青山にて開催される予定です。
関係者ヒアリング以後、はじめて延長問題が直接討論され、委員それぞれの
見解が明らかになります。審議は誰でも傍聴可能です。
傍聴・開催案内はこちら(8月29日 17時 締め切り):
http://www.bunka.go.jp/oshirase_kaigi/2007/chosaku_kako_070821.html
議事録などはこちらの17番:
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/index.htm#gijiroku
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■あらたに、下記の方々がフォーラムの発起人に加わってくださいました
(現在103名)。
小沼純一さん(早稲田大学教授、音楽/文芸批評家)
一戸信哉さん(敬和学園大学人文学部国際文化学科准教授)
現在の発起人:http://thinkcopyright.org/list.html
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■第4回「真夏の夜の公開トーク」は8月23日(木) (既報)
トークセッション vol.4
日本は「世界」とどう向き合うべきか?
−アメリカ年次改革要望書、保護期間延長論、非親告罪化を手がかりに−
出演者(順不同・敬称略):
中山信弘(東京大学名誉教授)
久保田裕(社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会専務理事、発起人)
ドミニク・チェン(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事、発起人)
モデレータ:福井健策(弁護士・ニューヨーク州弁護士、世話人)
日時:2007年8月23日(木) 午後6:30〜8:30
場所:慶應義塾大学 Global Studio(三田キャンパス東館6F・
約120席)
http://www.keio.ac.jp/access.html
山手線・京浜東北線 田町駅8分
都営浅草線・三田線 三田駅7分
都営大江戸線 赤羽橋駅8分
【入場無料・申込先着順】
※終了後、自由参加の懇親会(有料:3000円前後)を予定。毎回満席の、公開
トーク必修課目です。
申込みはこちらから→ http://thinkcopyright.org/resume_talk04.html
主催:著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム
慶応義塾大学DMC機構(http://www.dmc.keio.ac.jp/)
コンテンツ政策研究会(http://contents-policy.net/)
日本の著作権保護期間の延長論議は2002年、アメリカから外交要求を受ける
形で実質的に高まった。要求が記載されたのは同国の「年次改革要望書」。司
法改革・郵政民営化など「数年後に日本で何が起きるかが書いてある」とさえ
言われる外圧の象徴的な存在である。
ほかにも、「著作権侵害の非親告罪化」「私的複製・教育例外規定の制限」な
ど、日本への多くの改善要求が挙げられる。(アメリカ側「年次改革要望書」
仮訳 20頁:
http://tokyo.usembassy.gov/pdfs/wwwfj-20061205-regref.pdf、
ほか)
これに対して、アメリカみずからは古い作品には死後70年を適用せず、著作者
人格権を正面から認めていないなど、自国のやり方を通しているように見える。
これまで日本で著作権の国際調和、「グローバル化」が語られる場合、そこで
は往々にしてヨーロッパ若しくはアメリカ主導のモデルが意識され、基調色は
権利保護の強化であった。これに対して、海賊版対策などの権利保護の重要性
を認識しつつ、従来の欧米モデルとは一線を画して、作品流通や新たな創作の
促進も重視する「日本モデル」「アジアモデル」を追求すべきだという声もあ
る。
いったい日本は、著作権をめぐるさまざまな問題で、何をゴールとし、どのよ
うにアメリカ、アジア、そして世界に向き合っていくべきなのか。日本の進む
べき道を考える120分。
公開トークはネット配信される予定です。詳細はフォーラムHPにてお知らせ
します。
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■延長問題をめぐる最近の記事・イベント
「青空文庫 署名活動再開」 Copy&Copyright Diary 7月17日 ほか
http://d.hatena.ne.jp/copyright/20070717/p1
*著作権保護期間の延長を行わないよう求める請願署名の再開
(http://www.aozora.gr.jp/shomei/)を紹介
「慶応大:蔵書をデジタル化 グーグルと提携、12万冊無料公開」 毎日新
聞7月7日朝刊 ほか各紙
*保護期間の終了した蔵書のデジタル化プロジェクト
「著作権問題はカネ次第? Youtubeや2次創作を考える」 岡田有花@
ITmedia News (出版ニュース2007年8月上旬号)
*think C前回公開トークに関するネットメディア記事を転載
(既報)9月19日 18:00-21:00 RCLIP特別セミナー「著作権保護期間の
延長に関する実証研究報告」於早稲田大学8号館B107教室 出演:ポール・
ヒールド(ジョージア大学ロースクール教授)、金正勲(発起人)、今村哲也
(発起人)ほか
http://www.21coe-win-cls.org/project/activity.php?gid=10052
※当フォーラムでは、著作権保護延長問題に関する情報(イベント情報、書籍
、記事、オンライン上での言及など)を随時募集しています。これはというも
のがありましたら、下記事務局までお知らせ下さい。
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■延長問題とは?
日本では著作権の期間は「著作者の生前プラス死後50年間」が原則です。
期間中は権利者の許可がなければ作品は利用できず、期間が終われば誰でもほ
ぼ自由に使えます。特にとりきめがない場合、著作者の死後50年間は、相続人
全員の許可がなければ作品は使えません。
アメリカや国内の権利者団体17団体は、日本が期間をさらに20年延長すること
を求め、現在、この問題は文化庁・文化審議会内の「過去の著作物等の保護と
利用に関する小委員会」で討議されています。
「著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム」では延長問題について、多様
な意見や実証的なデータにもとづく慎重な議論を呼びかけています。
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アドレスの変更を希望される方は、お手数ですが下記より:
http://thinkcopyright.org/mailform/
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著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム
http://thinkcopyright.org/ 【現在発起人103名】
E-mail: info@thinkcopyright.org
〒107-0062 東京都港区南青山5-18-5 1F
骨董通り法律事務所 For the Arts内
TEL:03-5766-8980 FAX:03-5466-1107 (担当篠原)
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