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著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム
think C メールマガジン vol. 12
http://thinkcopyright.org/
【真夏の夜の第4回公開トーク決定、の12号】2007.8.6
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■第4回公開トークが8月23日(木)で決定しました
お待たせしましたが、公開トークの第4回開催が下記の通り決定しました。著作
権の現在を語る上で最重要の論客達が、あるべき「グローバル化」と日本の進路
を論じます。
トークセッション vol.4
日本は「世界」とどう向き合うべきか?
−アメリカ年次改革要望書、保護期間延長論、非親告罪化を手がかりに−
出演者(順不同・敬称略):
中山信弘(東京大学名誉教授)
久保田裕(社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会専務理事、発起人)
ドミニク・チェン(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事、発起人)
モデレータ:福井健策(弁護士・ニューヨーク州弁護士、世話人)
日時:2007年8月23日(木) 午後6:30〜8:30
場所:慶應義塾大学 Global Studio(三田キャンパス東館6F・
約120席)
http://www.keio.ac.jp/access.html
山手線・京浜東北線 田町駅8分
都営浅草線・三田線 三田駅7分
都営大江戸線 赤羽橋駅8分
【入場無料・申込先着順】
※終了後、自由参加の懇親会(有料:3000円前後)を予定。毎回満席の、公開
トーク必修課目です。
申込みはこちらから→ http://thinkcopyright.org/resume.html
主催:著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム
慶応義塾大学DMC機構(http://www.dmc.keio.ac.jp/)
コンテンツ政策研究会(http://contents-policy.net/)
日本の著作権保護期間の延長論議は2002年、アメリカから外交要求を受ける
形で実質的に高まった。要求が記載されたのは同国の「年次改革要望書」。
司法改革・郵政民営化など「数年後に日本で何が起きるかが書いてある」と
さえ言われる外圧の象徴的な存在である。
ほかにも、「著作権侵害の非親告罪化」「私的複製・教育例外規定の制限」な
ど、日本への多くの改善要求が挙げられる。(アメリカ側「年次改革要望書」
仮訳20頁:
http://tokyo.usembassy.gov/pdfs/wwwfj-20061205-regref.pdf、ほか)
これに対して、アメリカみずからは古い作品には死後70年を適用せず、著作者
人格権を正面から認めていないなど、自国のやり方を通しているように見える。
これまで日本で著作権の国際調和、「グローバル化」が語られる場合、そこで
は往々にしてヨーロッパ若しくはアメリカ主導のモデルが意識され、基調色は
権利保護の強化であった。これに対して、権利保護の重要性を認識しつつ、か
つての欧米モデルとは一線を画して、作品流通や新たな創作の促進も重視する
「日本モデル」「アジアモデル」を追求すべきだという声もある。
いったい日本は、著作権をめぐるさまざまな問題で、何をゴールとし、どのよ
うにアメリカ、アジア、そして世界に向き合っていくべきなのか。日本の進む
べき道を考える120分。
公開トークはネット配信される予定です。詳細はフォーラムHPにてお知らせ
します。
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■延長問題をめぐる最近の記事・イベント
9月19日 18:00-21:00 RCLIP特別セミナー「著作権保護期間の延長に関す
る実証研究報告」於早稲田大学8号館B107教室 出演:ポール・ヒールド(ジ
ョージア大学ロースクール教授)、金正勲(発起人)、今村哲也(発起人)
ほか
http://www.21coe-win-cls.org/project/activity.php?gid=10052
ITmedia News「音楽の著作権延長、英政府は拒否(ロイター)」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0707/25/news071.html
※上記は、日本でいえば著作隣接権に相当する権利
池田信夫「三田誠広氏との噛みあわない問答」
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/8aeeb1fc65a7a1fd92efae3ade3f3224
フィリップ・ゴドラ著、長塚真琴(発起人)訳「著作者人格権の一般理論 −フ
ランス法を例に−」著作権研究32号(2005年)
小寺信良(発起人)×津田大介(発起人)「CONTENT'S FUTURE ポスト
YouTube時代のクリエイティビティ」(翔泳社)
(終了)6月29日 RCLIP第21回研究会「著作権の保護期間に関する理論的考察
−欧米の議論をふまえて−」 出演:今村哲也(発起人)、高林龍(早稲田大学
大学院法務研究科教授)
http://www.21coe-win-cls.org/project/activity.php?gid=10052
※当フォーラムでは、著作権保護延長問題に関する情報(イベント情報、
書籍、記事、オンライン上での言及など)を随時募集しています。
これはというものがありましたら、下記事務局までお知らせ下さい。
■著作権のお勧め本(末廣恒夫選)
第5回 著作権法を学ぶための本 その4
著作権法概論. 作花文雄, 吉田大介著. 放送大学教育振興会. (2006) ISBN:
978-4-595-30624-5. 2500(税別)
放送大学のテキスト。著作権法の全体を体系的に学ぶのに適している。
内容は2006年のものだが、平成18年度改正の概要が追補として別刷りが挟み込
まれている。
本年度もラジオで講義が放送されているが、放送大学のサイトでシラバスも公開
されている。
http://www.u-air.ac.jp/hp/kamoku/kyouyou/syakai/s_1830422.html
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■延長問題とは?
日本では著作権の期間は「著作者の生前プラス死後50年間」が原則です。
期間中は権利者の許可がなければ作品は利用できず、期間が終われば誰でもほ
ぼ自由に使えます。特にとりきめがない場合、著作者の死後50年間は、相続人
全員の許可がなければ作品は使えません。
アメリカや国内の権利者団体17団体は、日本が期間をさらに20年延長すること
を求め、現在、この問題は文化庁・文化審議会内の「過去の著作物等の保護と
利用に関する小委員会」で討議されています。
「著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム」では延長問題について、多様
な意見や実証的なデータにもとづく慎重な議論を呼びかけています。
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アドレスの変更を希望される方は、お手数ですが下記より:
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著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム
http://thinkcopyright.org/ 【現在発起人101名】
E-mail: info@thinkcopyright.org
〒107-0062 東京都港区南青山5-18-5 1F
骨董通り法律事務所 For the Arts内
TEL:03-5766-8980 FAX:03-5466-1107 (担当篠原)
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