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著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム(国民会議改め)
think C メールマガジン vol. 8
http://thinkcopyright.org/
【文化審議会での第2回ヒアリング迫る、の8号】 2007.5.11
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■文化審議会での第1回ヒアリングが開催されました
既報の通り、文化審議会内の「過去の著作物等の保護と利用に関する
小委員会」で、ジャンルを横断した大規模なヒアリングの第1回が開催
され、下記の通り15名の参考人が延長問題などについて順次意見を述べ
ました。
4/27(金)9:30〜12:30 如水会館
●9:35〜9:50 (文芸)
坂上 弘 :(社)日本文芸家協会理事長
寺島 アキ子:(協) 日本脚本家連盟常務理事
西岡 啄也 :(社)日本シナリオ作家協会理事長
●9:50〜10:05 (音楽)
川口 真 :作曲家、日本音楽作家団体協議会
朝妻 一郎 :(社)音楽出版社協会会長
●10:05〜10:20 (漫画)
松本 零士 :(社)日本漫画家協会常務理事
●10:20〜10:35 (実演)
椎名 和夫 :(社)日本芸能実演家団体協議会実演家著作隣接権セン
ター運営委員
●10:35〜10:50 (放送)
池田 朋之 :(社)日本民間放送連盟・知的所有権対策委員会IPR
専門部会、コンテンツ制度部会主査
梶原 均 :日本放送協会ライツ・アーカイブスセンター(著作権・
契約)副部長
●11:00〜11:15 (書籍)
金原 優 :(社)日本書籍出版社協会副理事長
●11:15〜11:30 (音楽配信)
戸叶 司武朗:ヤマハ法務・知的財産部音楽著作権マネージャー
●11:30〜11:45 (国立国会図書館)
田中 久徳 : 国立国会図書館総務部企画課電子情報企画室長
●11:45〜12:00 (民間アーカイブス)
富田 倫生 :青空文庫呼びかけ人
●12:00〜12:15 (クリエイティブコモンズ)
野口 祐子 :弁護士、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン専務理事
●12:15〜12:30 (エンドユーザー)
津田 大介 :IT・音楽ジャーナリスト
ヒアリングの詳細については、文化庁HPに配布資料と議事録が掲載さ
れるのを待って、続報させていただきます。
■第2回ヒアリングは、5/16(水)に開催されます
引き続き、第2回として、以下の17名の参考人が意見を述べる予定です。
どなたでも傍聴できます。傍聴案内はこちら:
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/kaisai/07042701.htm
(5/11(金)17:00締め切りですのでご注意ください)
5/16(水)9:00〜12:30 如水会館(地下鉄竹橋駅、神保町駅)
●9時5分〜9時20分 (教育)
金 正勲 :慶応義塾大学准教授
酒井 ? :NPO法人著作権利用等に係る教育NPO理事長
佐藤 公作 :全国高等学校長協会管理運営研究委員会委員
●9時20分〜9時35分(障害者)
井上 芳郎 :障害者放送協議会著作権委員会委員長
●9時35分〜9時50分(公立図書館)
糸賀 雅児 :慶應大学文学部図書館情報学系教授
●9時50分〜10時5分(博物館)
井上 透 :独立行政法人国立科学博物館 情報・サービス課長
●10時5分〜10時35分(延長に慎重な創作者)
平田 オリザ:劇作家、演出家
別役 実 :劇作家
椿 昇 :現代美術家、京都造形芸術大学教授
寮 美千子:作家、詩人
●10時35分〜10時50分(実務家)
福井 健策:弁護士
●11時〜11時15分(演奏団体)
岡山 尚幹:社団法人日本オーケストラ連盟常務理事
●11時15分〜11時30分(写真)
松本 徳彦:有限責任中間法人日本写真著作権協会専務理事、社団
法人日本写真家協会専務理事
●11時30分〜11時45分(美術)
福王寺 一彦:日本画家、社団法人日本美術家連盟常任理事
●11時45分〜12時(レコード)
生野 秀年 :社団法人日本レコード協会専務理事
●12時〜12時15分(ソフトウェア)
久保田 裕 :社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会専務
理事・事務局長
●12時15分〜12時30分(学識者)
田中 辰雄 :慶応義塾大学准教授
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■延長問題をめぐる最近の記事・イベント
大杉重男
「著作権の、明日はどっちだ―ハイブリッド・クリティック(8)」
(早稲田文学8号(2007年1月))
http://www.bungaku.net/wasebun/freepaper/vol08_0701.html
(目次のみ)
要旨:保護期間の延長に反対。仮に延長するなら無期限に認める
べき(しかも過去のあらゆる著作物に遡及適用すべき)。古典と
現代小説を区別するのは恣意的だ。
池田信夫
「『著作権保護』は既得権益を守るための便利な口実」
(日経ビジネスオンライン)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070423/123412/
※過去のメールマガジン:
http://thinkcopyright.org/mailmagazine.html
※延長問題についての記事やイベント情報を下記事務局までお寄せ
ください。
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■フォーラムの活動は、特定団体の金銭援助を受けず、すべてボラン
ティアに支えられています。お気が向けば皆さんの援助を(1個人・
団体10000円以内に限定させて頂きます):
三菱東京UFJ銀行 青山支店 普通 1185376
著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム 世話人 福井健策
フォーラム2006年度会計報告はこちら:
http://thinkcopyright.org/about.html
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■延長問題とは?
日本では著作権の期間は「著作者の生前プラス死後50年間」が原則
です。
期間中は権利者の許可がなければ作品は利用できず、期間が終われば
誰でもほぼ自由に使えます。特にとりきめがない場合、著作者の死後
50年間は、相続人全員の許可がなければ作品は使えません。
アメリカや国内の権利者団体17団体は、日本が期間をさらに20年延長
することを求め、政府は2007年度中に結論を出すとしています。
「著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム」では延長問題につい
て、多様な意見や実証的なデータにもとづく慎重な議論を呼びかけて
います。
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