概要 | 著作権保護期間の延長の是非を考えるとき、議論の前提条件として確かめておくべきことがある。著作権保護期間を延長するとどれくらい著作者の収益が増えるだろうか。パブリックドメイン化したときの利益はどれくらいあるのだろうか。 保護期間を伸ばすかどうかの二者択一以外の解決方法はないのだろうか。これらの問いは賛成にしろ反対にしろ確かめておくべきことである。そうした問いに対し、できるだけ客観的な資料と論理を踏まえて議論することを試みる。 |
日時 | 2007年10月12日(金) 午後4:00 - 8:30 |
場所 |
慶應義塾大学三田キャンパス東館6F Global Studio
山手線・京浜東北線 田町駅徒歩8分
都営浅草線・三田線 三田駅徒歩7分 都営大江戸線 赤羽橋駅徒歩8分 |
主催 | 著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム 慶応義塾大学DMC機構 コンテンツ政策研究会 |
第一部 | ●数量分析(午後4:00〜5:30) 「インターネット時代の著作権制度−−再創造のための環境整備」 中泉拓也(関東学院大学経済学部 准教授) →資料1を見る →資料2(図)を見る 「書籍のライフサイクルの計量分析」 田中辰雄(慶應義塾大学経済学部 准教授、発起人) →資料を見る 「保護期間延長は映画創作を刺激したのか」 中裕樹(慶應義塾大学経済学部)・田中辰雄 →資料を見る |
第二部 | ●事例分析・制度研究(午後6:00〜8:00) 「本の滅び方−−保護期間中に書籍が消えてゆく過程と仕組み」 丹治吉順(朝日新聞be編集部) →資料を見る 「シャーロック・ホームズから考える再創造」 太下義之(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 芸術・文化政策センター長、発起人) →資料を見る 「EUの保護期間延長の事情」 酒井麻千子(東京大学大学院 情報学環・学際情報学府) →資料を見る 「デジタルはベルヌを超える:無方式から自己登録へ」 林紘一郎(情報セキュリティ大学院大学 副学長、発起人) →資料1を見る →資料2(図)を見る |
第三部 | ●フリーディスカッション(午後8:00〜8:30) 「文化の振興のための制度設計」 安念潤司(成蹊大学法務研究科(ロースクール) 教授) 田中辰雄(慶應義塾大学経済学部 准教授、発起人) 津田大介(IT・音楽ジャーナリスト、世話人) 野口祐子(弁護士、クリエイティブコモンズジャパン事務局長) 林紘一郎(情報セキュリティ大学院大学 副学長、発起人) |
その他 出演者 |
<総合司会> 生越由美(東京理科大学専門職大学院 教授) <コメンテーター> 矢崎敬人(工学院大学グローバルエンジニアリング学部 講師) 安念潤司(成蹊大学法務研究科(ロースクール) 教授) 中山一郎(信州大学法科大学院 准教授、発起人) 長岡貞男(一橋大学 イノベーション研究センター教授、センター長) (以上順不同・敬称略) |
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