著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム - thinkcopyright.org


メールマガジン

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

 著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム
 think C メールマガジン vol. 30
 http://thinkcopyright.org/

【TPPと保護期間延長・非親告罪化などをめぐって緊急連続シンポ!
 のメルマガ再起動30号】 2011.11.6

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


鳩山首相の70年延長発言以来のご無沙汰ですが、皆さま、深まる秋をいかがお過ごしでしょうか。

さて、野田首相が11月12・13日のAPEC首脳会議で交渉参加を表明すると予測され、賛否で国論が二分されるTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)。最近になって、ようやくTPPは単に農産品の関税の問題だけではなく、「非関税障壁の撤廃」のために参加国のさまざまな国内制度を一変させかねないインパクトを孕んでいることが注目されるようになりました。

無論、その中には著作権その他の「知財政策」も含まれます。

今年2月、「TPPにおける米国政府の知財要求項目」が流出し、EFFなどの有力団体が内容に警鐘を鳴らす事件がありました(http://keionline.org/node/1091 :ここから開けるPDFが米国要求本文)。同じ2 月に公表された「日米経済調和対話:米国側関心事項」にも、知財についての米国政府の要望が並び、両者は多くの点で共通します(http://japanese.japan.usembassy.gov/j/p/tpj-20110304-70.html)。

挙がる項目は、「著作権保護期間の延長」のほか「真正品の並行輸入の禁止」「非親告罪化」「法定損害賠償制度の導入」「デジタルロック回避の規制」など、いずれも国内でも激論を招いて来た保護強化策が中心で、インパクトは十分。
(以上参考:http://bit.ly/rAQXfj

中でも保護期間延長問題は、疑いなく、2007年以来最大のヤマ場を迎えたと言えるでしょう。
このままでは、大きなTPPの流れの中、重要な知財政策が過去の議論と無関係に国外で決まりかねません。

そこで、5団体共催にて、下記の緊急連続シンポを開催します。いずれもニコニコ動画公式番組として中継され、第1回は一般入場(観覧)も可能です。
2年ぶりの「保護期間延長・秋の陣」、是非、ご覧・ご参集ください!

-------------------------------------------------------------------
クリエイティブコモンズ・コンテンツ学会・MIAU・thinkC × ニコニコ動画 共同プレゼンツ
連続シンポジウム
『TPPはネットと著作権をどう変えようとしているのか!?徹底検証〜保護期間延長・非親告罪化・法定賠償金〜』

【第1回】
日時:11月7日(月)17:30〜19:30
出演者:津田大介氏(ジャーナリスト、MIAU代表理事)
境真良氏(国際大学GLOCOM客員研究員)
ジョン・キム氏(慶應義塾大学大学院准教授)
八谷和彦氏(メディアアーティスト)
福井健策氏(弁護士、日本大学芸術学部客員教授)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv69458793
場所:(最寄駅)原宿 ニコニコ本社 サテライトスタジオ
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-15-2
一般入場(観覧)可・予約不要先着順

【第2回】
日時:11月11日(金)18:30〜20:30
出演者:赤松健氏(漫画家、Jコミ代表取締役)
川内博史氏(衆議院議員、民主党経済連携PT副座長)
小寺信良氏(評論家、MIAU代表理事)
杉本誠司氏(株式会社二ワンゴ社長)
中村伊知哉氏(慶應義塾大学教授)
場所:講談社
ニコニコ動画公式番組として中継
-------------------------------------------------------------------

なお、「もう昔の延長問題なんて忘れちゃったよ」という方は、こちら:
http://thinkcopyright.org/

============================================

thinkC:著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム
http://thinkcopyright.org/
E-mail: info@thinkcopyright.org (@を半角に)

〒107-0062 東京都港区南青山5-18-5
南青山ポイント1階
TEL:03-3465-0856(担当篠原)

============================================

« メールマガジンのトップに戻る

このページのトップへ