著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム - thinkcopyright.org


メールマガジン

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 著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム
 think C メールマガジン vol. 28
 http://thinkcopyright.org/

【満員御礼&81名共同提言公表&パブコメ締切迫る、の28号】 2008.11.8

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■10月30日緊急シンポにはご来場ありがとうございました!

10月30日の「文化審議会「中間整理」とthink C 有志提言をめぐる緊急総括シンポジウム」には、いつもながら大勢のご来場ありがとうございました。

お陰様で、定員を超えて立ち見の出る盛況で、終了後の懇親会も満席で話題が尽きず、中締め後に場所を変え、最終解散は翌朝6時だったそうです。(年寄りとしては無論途中退散しましたので、中締め後の報告はどなたか別な場所でしていただければ。)

当日は、第一部で下記の各界81名による共同提言を公表し、第二部では、保護期間の延長問題とは何だったのか、著作権のあるべき姿はどこにあるのか、共同提言をめぐって活発な議論が交わされました。提言は、後日内閣知的財産戦略本部長及び文化庁長官に送付いたしました。

共同提言はこちら:
http://thinkcopyright.org/proposal20081030.html

当日の報道速報:
Internet Watch 「著作権保護期間とフェアユースについて討論、think Cシンポジウム」
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2008/10/31/21388.html

IT Media 「著作権保護期間は「金の問題」? 中山信弘氏や松本零士氏が議論」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/31/news097.html

CNET Japan 「著作権保護期間の延長はせず、「公的保証システム」導入を--有識者らが提言」
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20382940,00.htm

ほか

当日シンポの模様は、後日think C サイト上で公表の予定です。

提言案段階での報道など(追加):
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/09/news115.html
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/09/11/20830.html
http://current.ndl.go.jp/node/8863
http://news.braina.com/2008/0912/move_20080912_001____.html
http://kzworks.at.webry.info/200809/article_27.html
http://archive.mag2.com/0000115515/20080917233000000.html

ほか

■保護期間延長問題と創作・流通促進に関する共同提言

(提言骨子)

1. 著作権保護期間は延長すべきでない
2. 日本版「フェアユース」規定を速やかに導入する
3. 流通・利用促進策を進める(公的報償システム、データベースの相互接続)
4. 著作権だけに依存しない創作支援制度を創設・強化する

共同提言者(50音順・敬称略・すべて個人資格)

浅井 隆(アップリンク主宰)
生貝 直人p(慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構RA)
一戸 信哉(敬和学園大学人文学部国際文化学科準教授)
市村 作知雄(アートネットワークジャパン理事長、東京国際芸術祭ディレクター)
今村 哲也(明治大学情報コミュニケーション学部専任講師)
生方 則孝(作曲家、シンセサイザー&テルミン奏者)
太下 義之p(三菱東京UFJリサーチ&コンサルティング 芸術・文化政策センター長)
岡崎 眞(イーブック・システムズ株式会社社長)
岡山 尚幹(社団法人日本オーケストラ連盟常務理事)
奥山 緑(財団法人せたがや文化財団制作部長)
片山 正夫(財団法人セゾン文化財団常務理事)
桂 英史(東京藝術大学大学院映像研究科准教授)
金井 重彦(弁護士)
鎌原 淳三(神戸大学海事科学部准教授)
北田 夢時(獨協大学法学部知財ゼミ)
城所 岩生(成蹊大学法学部教授、米国弁護士)
金 正勲p(慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構准教授)
久保田 裕*2(社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会専務理事)
くまがい マキ(劇作家、映画配給会社代表)
熊倉 純子(東京藝術大学音楽学部准教授)
小寺 信良(文筆家、AV機器ジャーナリスト)
小沼 純一(早稲田大学教授、音楽/文芸批評家)
小林 真理p(東京大学大学院人文社会系研究科准教授)
境 真良(早稲田大学大学院GITS客員准教授)
酒井 麻千子p(東京大学大学院情報学環・学際情報学府)
作田 知樹p  Arts & Law 代表
塩澤 一洋(成蹊大学法学部教授)
白田 秀彰(法政大学社会学部准教授)
杉井 ギサブロー(アニメーション映画監督、京都精華大学教授)
曽田 修司(跡見学園女子大学マネジメント学部教授)
高萩 宏(東京芸術劇場副館長)
滝口 幸子(think C 事務局)
竹熊 健太郎(文筆家、編集者)
武田 徹(評論家、ジャーナリスト)
田中 珍彦(株式会社東急文化村代表取締役社長)
田中 辰雄(慶應義塾大学経済学部准教授)
田村 善之p(北海道大学大学院法学研究科教授)
津田 大介p(ジャーナリスト、世話人)
椿 昇(現代美術作家、京都造形芸術大学芸術学部教授)
坪田 知己(慶應義塾大学大学院政策メディア研究科特別研究教授)
時実 象一(愛知大学文学部教授、専門図書館協議会著作権委員長)
常世田 良*3(社団法人日本図書館協会理事)
富田 倫生(電子図書館「青空文庫」呼びかけ人)
中 裕樹(think C 事務局)
永井 愛(劇作家、演出家)
中泉 拓也(関東学院大学経済学部)
中島 万寿代(think C 事務局)
長塚 真琴(獨協大学法学部准教授)
中村 ケンゴ(美術作家)
中山 一郎(信州大学法科大学院准教授)
内藤 篤*3(弁護士、シネマヴェーラ渋谷館主)
中村 伊知哉(慶応義塾大学教授)
成尾 明久(think C 事務局)
名和 小太郎(情報セキュリティ大学院大学特別研究員)
二関 辰郎(弁護士)
野口 祐子(弁護士、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン専務理事)
野村 香久(ことのは出版有限会社代表取締役)
萩野 正昭(株式会社ボイジャー代表取締役社長)
八谷 和彦(メディアアーティスト)
林 紘一郎p(情報セキュリティ大学院大学副学長・教授)
半田正夫*23(青山学院院長代行・常務理事)
平田 オリザp(劇作家、演出家)
福井 健策p(弁護士、世話人)
藤田 康幸(弁護士)
別役 実(劇作家)
保坂 憲一(東海大学情報通信学部情報メディア学科教授)
増田 聡(大阪市立大学大学院文学研究科准教授)
みうら ゆう(『エンドユーザーの見た著作権』管理人)
宮島 達男(アーティスト)
毛利 嘉孝(東京藝術大学音楽学部准教授)
柳原 敏夫(評論家)
山形 浩生(評論家)
山口 裕美(アートプロデューサー、芸術振興市民の会理事)
山田 奨治(国際日本文化研究センター准教授)
山本 幸治(社団法人全国コンサートツアー事業者協会常務理事)
横山 久芳p(学習院大学法学部准教授)
寮 美千子(小説家)
渡辺 えり(劇作家、演出家、女優)
渡辺 健吾(有限会社フロッグネーション/フロッグマン・レコーズ代表)
渡辺 知明(コトバ表現研究所所長)
渡辺 裕(東京大学大学院人文社会系研究科教授)

以上81名(2008年10月30日現在)

(p:プロジェクトチームメンバー。*2:提言第2項は留保。*3:提言第3項は留保。)

提言書補足資料はこちらから:
http://thinkcopyright.org/reference.html

※シンポでも発言された通り、提言は議論に一石を投じるためのたたき台に過ぎません。文化と著作権のあり方をめぐるオープンな議論が進むきっかけになればと念じます。think C では、今後も保護期間の延長問題を 注視しつつも、そうした楽しい、闊達な議論の場を提供していきたいと考えています。

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■既報)審議会パブコメの締切はいよいよ11月10日(月)

文化庁では10月9日から11月10日まで中間整理へのパブリックコメントを募っています。あわせて11月上旬には「著作権に関する国民意識調査」も実施するとのことです。パブコメを提出した個人には、「意識調査」アンケートも送付されるそうです。

募集要項とパブコメの方法はこちら:
http://www.bunka.go.jp/oshirase_koubo_saiyou/2008/chosakubutsu_hogo_ikenboshu.html

中間整理の概要版と、中間整理本文はこちら:
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=185000344&OBJCD=&GROUP=

今回のパブコメと「国民意識調査」に、組織動員ではなく、正しく社会の人々の意見が反映されるかどうか。延長問題の将来の帰趨にとっても、今後の著作権の議論にとっても、決定的な局面といえるでしょう。

皆さん、草の根の議論の総決算として、ぜひパブコメをお寄せください。誰でも、どんな意見でもメール・郵送・FAXいずれでも送ることができます(方法は上記)。「中間整理」全体についてお送りいただいても結構ですし、たとえば保護期間延長への賛否だけのコメントでも大丈夫です(その場合には項目名として「第4章(2)保護期間の在り方について」と明記することになるでしょう)。

「青空文庫」でも下記の通り呼びかけをはじめています。周囲の関心のある方々にも、どうぞパブコメ募集をお知らせください。
http://www.aozora.gr.jp/shomei/

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■発起人が111名に

新たに、大阪工業大学知的財産学部 専任講師の関堂幸輔さんが、フォーラムの趣旨に賛同して発起人に加わってくださいました。これで、発起人は111名となりました。

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■延長問題をめぐるその他の記事・イベント

知的財産戦略本部「デジタル・ネット時代における知財制度専門調査会報告案に関する意見募集」
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/pc/081030/081030comment.html
※日本版フェアユース導入などをおり込んだ報告案へのパブコメ募集。こちらは11月17日(月)締切。

大久保ゆう「文化審議会著作権分科会「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会中間整理」に関する意見」
http://www.alz.jp/221b/copyrightlaw.html

無名の一知財政策ウォッチャーの独言「文化庁・著作権分科会・法制問題小委員会の中間まとめと過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会の中間整理に対する意見募集の開始」
http://fr-toen.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-91e0.html

Copy & Copyright Diary 「think Cの共同提言に賛同できないわけ」「同補足」
http://d.hatena.ne.jp/copyright/20081103/p1
http://d.hatena.ne.jp/copyright/20081106

technologically ill「think Cのシンポジウムを見学 」
http://blogs.itmedia.co.jp/techill/2008/10/think-c-86d9.html?ref=rssall
ほか

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■延長問題とは?

日本では著作権の期間は「著作者の生前プラス死後50年間」が原則です。

期間中は権利者の許可がなければ作品は利用できず、期間が終われば誰でもほぼ自由に使えます。特にとりきめがない場合、著作者の死後50年間は、相続人全員の許可がなければ作品は使えません。

アメリカや国内の権利者団体17団体は、日本が期間をさらに20年延長することを求め、政府は2007年度中に結論を出すとしていました。現在、この問題は文化庁・文化審議会内の「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会」で討議されています。

「著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム」では延長問題について、多様な意見や実証的なデータにもとづく慎重な議論を呼びかけています。

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TEL:03-5766-8980 FAX:03-5466-1107
(担当篠原)

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